綺麗に洗ったはずのお洗濯もの。
お外に干しても、取り込んだ時なんだか生乾きの匂いがしたり、柔軟剤のいい香りがしないことがあります。特に、寒くなってくると太陽の光も弱く、カラッと洗濯物が乾いた感じがしなくなりますよね。
せっかく綺麗にしたはずなのに、臭いとなんだかそれだけでテンション下がっちゃいます。
今回は、私が実践しているタオルが臭くならないようにする方法、臭いタオルへの対処法をご紹介していこうと思います。
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Contents
□なんでタオルだけが臭くなるの?
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理由はずばり・・・タオルは使用する際ほんとが、水に濡れるから!!
汗を拭いたり、濡れた手を拭いたり、お風呂上りに使用したり、タオルは常に水分を取る際に利用しますよね。ここにタオルが臭くなるポイントがあるんです。
水分を含んだタオルには、雑菌が繁殖やすくなります。それが、匂いの原因なんです。
タオルにはどんな雑菌がいるの?
タオルに潜む雑菌は、主に3種類。
- モラクセラ菌 → 雑巾のような匂いを発する
- 表皮ブドウ球菌 → 生乾きの匂いを発する
- マイクロコッカス属細菌 → 汗様臭を発する
人が臭い!と感じるそれぞれの匂いは、この3つの菌が原因であることが判明しています。
➀モラクセラ菌ってどんな菌?
生乾きのタオルには多くの種類の雑菌が繁殖していると言われています。中でも雑巾の生乾きの匂いを発するのが、モラクセラ菌です。この菌は、衣類やタオルだけでなく、人や動物に常在しているもので、肺炎の原因になる場合もあるそうです。
タオルに付着した水分や脂肪分を栄養にして増殖し、フンをする。この菌のフンこそが匂いの原因となっています。雑菌のフンがついたタオルで顔を拭いているなんて考えただけで、恐ろしいですね。
菌の特徴として、他の菌に比べ乾燥や紫外線にとても強く、温風や天日干しをしても、ほとんど効果がないという点が挙げられています。
➁表皮ブドウ球菌ってどんな菌?
生乾きの原因菌と言われる表皮ブドウ球菌は、実は美肌には欠かすことのできない菌なんです。人の常在菌であり、肌を弱酸性に保つほか他の雑菌たちから身体を守ってくれるとても大切な役割を果たしてくれています。
しかし一方で、衣類やタオルに付着した汚れや脂分、垢を栄養にして表皮ブドウ球菌が増殖すると、納豆のような匂い=生乾き臭を発することがわかっています。
➂マイクロコッカス属細菌ってどんな細菌?
なんとも覚えにくいお名前のマイクロコッカス属細菌。こちらも人の皮膚にも多く常在しており、健康な人間には、なんら悪影響はない菌です。
ただ、人が汗を拭いた後、匂いを発するタオルを調べたところ、この菌が多く分布しており、高い匂い成分生成能が見つかったということです。
雑菌はどうして増殖するの?
匂いの原因となるこれらの菌たちは、私たちの身近に生息している菌でもあり、切っても切り離せない関係にあります。しかしながら、特に衣類やタオルなどに付着すると、臭い匂いを発するご迷惑な菌になってしまうんです。
菌の増殖を防ぐためには、菌の温床を作らないことがポイントになります。これらの菌が増殖するのには3つの条件が整った時です。
- 温度(10度~60度で増殖)
- 水分(水分量50%以上で増殖)
- 栄養分(脂肪分や汚れを栄養に増殖)
つまり、ある程度の温度で湿気があり、汚れがある環境でこそ、雑菌たちが繁殖しやすくなるんですね。お風呂上がりに使用したタオルなんて菌が増殖するのにもってこいの条件なんです。これらの環境を作らないようにすることで、菌の増殖を防ぐことが出来ます。
下着の大腸菌にも注意しよう!
みなさんは、他の洗濯物と下着類は分けて洗っていますか?汚い話ですが、下着には、尿や便から出た見えない大腸菌がたくさん付着しています。他の衣類に移さないためにも、下着類は、他の洗濯物とは分けて手洗いでしっかり洗うことをお勧めします。
私は、ランジェリー用の洗剤としてTOCCAを使用しています。デリケート衣類用の洗剤で、香りも良く、優しい肌触りに仕上げてくれます。
□タオルを臭くしない対策~私の場合~
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私の匂い臭対策は、下記の5つです!!
- 洗濯カゴを利用する
- 洗剤をアタック『Neo抗菌EX Wパワー』にする
- 2日に一度は洗濯する
- 濡れたタオルは一度乾かして洗濯
- 可能な限り天日干し
洗濯物をそのまま洗濯機に入れない!!
ついつい、洗濯機の中にポンとやりがちなんですが、かならず洗濯カゴを使いましょう。
洗濯機の中は、密閉されており湿気も多いため、雑菌やカビが繁殖しやすい環境です。たまには、蓋を開け、清潔な空気を取り入れましょう。そして心掛けて、1ヶ月に1度は、洗濯機の洗浄を行うことをお勧めします。どんなに良い洗剤や柔軟剤を使っても、洗濯機自体が汚れているとそこから菌やカビはタオルに移ってしまいます。
洗濯槽掃除のやり方は、こちらの記事を参照
アタック Neo抗菌EX Wパワーの威力
洗濯物の匂いを発する原因が、菌であり、それらを特定したのが、実は、花王の研究チームなんです。その花王から発売されている『アタックNeo抗菌EX Wパワー』という洗濯洗剤。
この商品の特徴がこちら。
すべての原因菌ではありませんが、匂いの元となる菌たちを99%おとしてくれます!!私はこれを使って驚いたのが、確かに臭くなってしまったタオルの匂いはなかなか取れないけど、新しく臭くなるタオルがなくなったことです。加えて襟袖や首元など、黒くなりがちなところも特別なケアをしなくても、汚れが落ちています。
洗濯物の匂いが臭くなる原因元をつきとめた花王が、発売している洗剤です。菌を除去してくれる信憑性が高いですよね。
洗濯機を回す習慣をつけよう!
忙しくても、2日に1度は、かならず洗濯をするようにしています。1度濡れたタオルは、いくら乾かしたとはいえ、1週間後には排水溝と同じくらいの菌が増殖してしまうそうです。こうなってしまうと、菌を死滅させるのが大変です!できるだけ菌の温床を作らないように、使用したものは早く洗濯するようにしましょう。
また、脱水終わりの洗濯物は、出来る限り早く干すこと。長く放置してしまうと、同じく菌の増殖を手伝ってしまうことになります。
濡れたタオルはかならず乾燥させよう
髪が長い私は、ついついお風呂上りに髪を乾かしながらタオルを使用して、その辺に放置・・・なんてことをよくやってしまってました。お風呂上がりのタオル、キッチンで使用したタオル、一度濡れてしまったタオルは、かならずかけて一度乾燥させましょう。
外に洗濯物を出そう!
室内に比べて、風通りも良く、太陽の光が当たるなら尚更良いです。室内干ししかできない方も、換気システムがついているお風呂場の方がより良いです。
乾燥機がある方は、熱風を当てることで、死滅する菌もいますので、お試しください。
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□臭うタオルにはこれ!~私の場合~
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インターネットでいろいろ調べたところ、鍋に漂白剤を入れて煮沸すると良いと出てきました。でも1人暮らしで、余っている鍋なんてありますか?少なくとも私はタオルを煮るような鍋の持ち合わせはありませんでした・・・。
煮沸以外で効果があった方法が、この2つ。
濡らしたタオルを電子レンジでチン!
よく顔がむくんでいる時、レンジで温めた蒸しタオルを顔に当てていたのですが、このタオルが臭い事は一度もなかったんです。やはり、熱が加わると、菌は生きていけなくなるのでしょう。
まずは、臭くなったタオルを水で充分に濡らしましょう。その後、電子レンジでチンします。約30秒程度で、熱々の状態になります。その後、いつも通り洗濯をします。
注意していただきたいのは、タオルの種類によっては、電子レンジで使用できないものもあります!ご自身の判断の元、お試しください。
熱湯湯船につけてみる
1人暮らしの我が家には、バケツも洗面器もありません。よって、お湯の温度MAXの60度で湯船にお湯をはります。
その後、ポットで沸かした熱湯をつぎ足します。試しに触ったら本当に本当に熱かったです。くれぐれも火傷にはご注意ください。
臭くなったタオルを湯船に浮かべて、10~15分おいておきます。その後、取り出して洗濯をします。
熱湯だけでも効果があったのですが、使用しているアタックの洗剤を入れてみました。こちらもお湯だけより、乾燥させた後、いい香りがしたので、より菌が死滅した証拠かもしれません。
日々の心掛けでタオルは臭くならない!
一度匂いがついたタオルは、やはり熱を与えて菌を死滅させないとなかなか匂いがとれません。よってそれ以前に、菌が増殖する前段階で食い止めた方が、タオルが長持ちさせることができます。
皆さんの生活にも、簡単に組み込んでいただけるような対策法ですので、是非お試しください。
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