みなさん、お酒はお好きですか?
私は嗜む程度ですが、中には本当にお酒の強い方もいますよね。ちなみに私の両親は、共にお酒が強く、兄弟も強いです。これって遺伝が関係しているのでしょうか?もしくは環境や飲む習慣などが関係しているのでしょか?
今回は、お酒の強い、弱いについてシェアしていこうと思います。
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Contents
□お酒の強い、弱いは、〇〇で決まる!?
□
どれくらいの飲めたらお酒が強い!と言えるか。
これを明確に定義するのは難しく、人の価値観によっても違いますし、お酒の種類や度数によっても変わりますから、一概には強い、弱いとは言いにくいですよね。
ただ、お酒を飲める、飲めないは、私たちの遺伝子によって、すでに決められているんです!
どういうことかと言いますと、『アルコールを分解する力を持つ遺伝子』と『分解する能力が低い遺伝子』があり、それは親からの遺伝子で決定しているものであるということです。
- 活性型遺伝子(NN)・・・アルコールを分解する能力が高い遺伝子
- 低活性型遺伝子(ND)・・・アルコールを分解する能力が低い遺伝子
- 不活性型遺伝子(DD)・・・アルコールを分解する能力が極めて低い遺伝子
私たちは、この3種類のいずれかの遺伝子を持ち合わせています。
日本人全体が持っている活性型遺伝子(N)と不活性型遺伝子(D)の割合は約3:1で、活性型(NN)の人が約56%、低活性型(ND)の人が約38%、不活性型(DD)の人が約6%となります。
また、両親の遺伝子型から生まれる子の遺伝子型の可能性は、下の表のようになります(親:太字 子:細字)
活性型(NN) | 低活性型(ND) | 不活性型(DD) | |
活性型(NN) | 活性型(NN) |
活性型(NN) 低活性型(ND) |
低活性型(ND) |
低活性型(ND) | 活性型(NN) |
活性型(NN) 低活性型(ND) 不活性型(DD) |
低活性型(ND) 不活性型(DD) |
不活性型(DD) | 低活性型(ND) |
低活性型(ND) 不活性型(DD) |
不活性型(DD) |
まるで、血液型の組み合わせのようですね。
極端な話、父(NN)、母(NN)で、両親共に活性型遺伝子であれば、お酒が強い子が生まれてくるというわけです。ただ、自分はお酒が飲めるからと言って、かならずしも、NNの遺伝子とは限りません。これを調べるためには、しっかりとした遺伝子解析が必要になります。
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□お酒の強い弱いは人種や地域によって違う
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西洋人は、本当にお酒が強い。私もそんなイメージでした。でもちゃんと科学的に根拠がある事実だったんですね・・・。
出典:http://www.athome-academy.jp/archive/biology/0000000176_all.html
なんですか、このアジア圏のお酒の弱さ・・・。
いえ、お酒が弱いからと言って駄目なことは全くありませんが、なんだか不利に感じますよね・・・。アジア圏以外は、ほとんどの国の、ほとんどの人が、N型遺伝子を持っているなんて、それも意外です。
ちなみに日本で見るとこのような感じに。お酒を飲める遺伝子 N型を持っている割合だそうです。
出典:http://www.athome-academy.jp/archive/biology/0000000176_all.html
やはり、沖縄・九州、そして北海道・東北地方が多いですね。こちらは、ハッキリとした理由はわかっていないらしいです。ただ、人類はもともと皆、N型の遺伝子を持っていたが、突然変異によって D型が作られたという諸説もあるそうです。
□私もアルコールテストをやってみました!
□
100%の信憑性があるわけではありませんが、面白そうでしたので、私も簡易的に行えるアルコールのパッチテストを行ってみました!
準備するもの
- エタノール(70%以上が好ましい)
- 絆創膏
やり方
➀エタノールを絆創膏のガーゼ部分に2~3滴染み込ませる
➁二の腕部分に貼る
➂7分おいて、はがす。状態をチェック後、変化がない場合更に10分置く。
私の場合は、7分後も10分後も、全く何も変化がありませんでした。
【結果】
- 7分後に赤くなった → お酒が全く飲めないタイプ
- 10分後に赤くなった → お酒が弱いタイプ
- 10分経っても変化なし → お酒が強いタイプ
というように分類されます。ただあくまで、アルコール分解力の目安ですので、お酒が強い方でも、赤くなる方もいらっしゃるようです。ですから、赤くならないから、いくら飲んでも平気!と過信するのも危ないかと思います。
今回のテストで、自分の体質を調べてみたり、友人とシェアしてみたりすると非常に面白いなと感じました。ただ、お酒が飲めるのが役立つのは、飲み会位ですから、お酒が飲めない体質の方は、無理して飲まないようにしましょう。
そして、飲める方も、飲み過ぎにはご注意です。身体を壊さないように、配慮ある飲酒を心掛けましょう。
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