みなさんは、洗濯槽のお掃除はしてらっしゃいますか?
洗濯はするけど、洗濯槽の掃除まではなかなか・・・という方が多いのかもしれません。明らかに洗濯機が匂うならまだしも、洗濯槽の中の汚れまでは、目に見えませんからね。
でも、洗濯槽のお掃除をしていないと、どれだけ洗浄力のある洗剤を使っても、洗濯物にカビや菌は付着してしまいますし、柔軟剤の香りが上手く洗濯物につかなかったりします。
今回は、洗濯槽のお掃除の仕方や、洗濯槽クリーナの違いをシェアしていこうと思います。
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Contents
□洗濯槽って本当に汚れているの?
□
私を含めて、洗濯槽の内側まで実際に見たことのある方は、そう多くはないと思います。自分の目じゃ確認できないからこそどれくらい汚れているのかも未知数ですよね。
洗濯槽が汚れる理由
衣類を洗うだけなのに、どうして汚れてしまうのか疑問に思う方もいるかもしれません。洗濯槽が、カビや雑菌の温床になるのには、下記のような理由があります。
- 洗剤の量が多すぎて溶けきれない
- 粉末タイプやアイロンのりが残留している
- 洗濯物をそのまま洗濯機の中に入れ込む
- 洗濯機の設置場所の問題
例えば、1日着たお洋服を洗濯機の中に直接入れてしまうと、皮脂や食べカスをエサとして、洗濯槽の内側の部分で菌が繁殖していきます。
どれくらいの頻度で掃除すべき?
市販の洗濯槽掃除洗剤、また洗濯機メーカーの使用書を読むと、推奨は、1~2ヶ月に1度と書かれています。そんなに頻繁にする?と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、新品の洗濯機を購入しても、約1ヶ月で、カビや雑菌が繁殖し始めるそうです。
また、洗濯槽が汚れていると、衣類の汚れがしっかり落ちないだけでなく、菌やカビが衣類にうっつたりします。アレルギーのある方などは、特に月1でのお掃除をお勧めします。
洗濯槽につく汚れ
一体洗濯槽には、どれくらいの汚れがついているのでしょうか。
こちら使用3年目の洗濯機の裏側だそうです。(ご飯を食べてらっしゃる方、申し訳ありません。)
出典:http://gathery.recruit-lifestyle.co.jp/article/1142314145933912001
たった3年で、こんな真っ黒になるんだそうです。驚き、といいますか、自分もこんな洗濯機で洗濯をしてるかと思うと、ドン引きですね。付着している黒い物体は、主には黒カビです。
洗濯槽は、カビや雑菌が繁殖するのに適した高温多湿の環境です。また、衣類についた食べかすや、皮脂汚れ、石鹸カスなどは、菌たちの好物です。環境が整えば、菌やカビは、どんどん繁殖していきます。
□洗濯槽に専用の洗剤があるって知ってた?
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洗濯槽をお掃除するためには、専用のクリーナーを使う必要があります。これは、洗濯槽の汚れが、内側部分の手に届かないところに付着しているため、ある程度の強い漂白作用がないと汚れが落ちきれないためです。
洗濯機を分解して洗えると一番綺麗になるのでしょうけど、素人が分解してしまって、戻せなくなった場合、有償での修理、最悪買い替えになってしまいますので、ご注意ください。
洗濯槽のお掃除におすすめのもの
洗濯槽のお掃除でよく紹介されるのが、下記の3つです。
- 重曹 + 酢
- 塩素系専用洗剤
- 酸素系専用洗剤
それぞれどんな違いがあって、どんな風に使われているのか見てみましょう。
➀ 重曹+酢
重曹は、別名、炭酸水素ナトリウム。スーパーにも格安で販売されているため、目にしたことも多いはずです。
特徴としては、
- 油汚れを落としてくれる
- 弱アルカリ性
- 消臭作用や研磨作用がある
ナチュラルクリーニングとして、幅広くお掃除に活用でき、昔から親しまれてきました。そして、お酢はクエン酸が含まれており、水垢やカビに効果的だと言われています。
その2つを組み合わせることにより、発酵パワーで洗濯槽の汚れを落とす!というわけです。
➁ 塩素系専用洗剤
塩素系洗剤の特徴としては、
- アルカリ性
- 高い漂白効果が見込める
- 除菌や殺菌効果がある
通常、衣類などには使用できないものが多く、黒カビや染み付いた汚れ等の通常の洗剤では落ちない汚れを落としてくれます。また塩素系は、カビや菌を分解して落とす作用があります。
➂ 酸素系専用洗剤
酸素系洗剤の特徴は、
- 弱アルカリ性(粉末タイプ)と弱酸性(液体タイプ)がある
- 塩素系よりも効果がマイルド
- 毛や絹以外の衣類にも使える
酸素系は、菌やカビを浮かせて落とす作用があります。
※塩素系と酸素系の洗剤は、絶対に混ぜて使用してはいけません!有毒ガスが発生する恐れがあります。
洗濯槽にはどれが効果があるの?
私は、定期的に使用するなら塩素系洗剤だと思います。
よく動画サイトでも、酸素系の洗剤を使ってわかめのような黒いぴろぴろ物体が出てくる動画があります。確かに、汚れが落ちている感じもありますし、効果が実感できるかもしれません。
ただ洗濯槽のお掃除の目的は、殺菌やカビの根絶ですよね。そうであれば、しっかり殺菌・除菌効果の高い塩素系の方が、洗濯槽のお掃除には向いていると思います。
個人的には、酸素系の漂白剤で槽を洗った後に浮いてくるわかめのようなものを回収するのが面倒という理由もあります。回収し損ねると洗濯物に付着していることもありますし、配管がつまることもありますので、酸素系を使う方は、ご注意ください。
※数年洗濯槽をお掃除していない方は、初めに酸素系で汚れを浮かせて綺麗にしたのち、塩素系でカビの根絶をする、というWの使用も効果的だと思います。
自分の洗濯機メーカーが推奨するものを確認しよう!
私は、HITACHI製の洗濯機を使用してます。ホームページには、HITACHIの自社クリーナーを使って掃除をしましょうと書いてありましたが。。。一応塩素系洗剤で、槽洗浄をするように記載してありました。
是非、みなさんも一度、各メーカーのホームページで確認してみてください。
いくつかメーカーを確認してみましたが、Panasonicや東芝もHITACHI同様、塩素系の洗剤で洗濯槽洗浄をすることを推奨していました。
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□洗濯槽の掃除~私の場合~
□
ここからは、実際に私が2ヶ月に1回、行っている洗濯槽のお掃除の仕方をご紹介していきます。
準備するもの
- 洗濯槽クリーナー(塩素系)
- 洗濯槽用のブラシ
- 不要になったストッキング
お掃除の仕方
実際のお掃除は、このような手順でやっていきます。
➀ 不要になったストッキングでほこりや汚れを取る
洗濯機は、意外と乾いたほこりやゴミが多いですよね。まず、目に見えるものは、不要になったストッキングで、綺麗にふき取りましょう。
雑巾より、埃を綺麗に絡めて取ってくれますので、ストッキング方がおススメです。
➁ 洗濯槽Wブラシで内側を磨く
こちら100均のダイソーで購入したものです。買ったばかりのこの頃は、綺麗でした・・・。
使用済みの歯ブラシでも代用できるかと思います。
洗濯洗剤を使用して、内側や底の部分をまず磨きます。また、ゴミ取りネットの隙間など特に汚れが付着している部分は、しっかりこすり、その後簡単に洗い流しましょう。
➂ 洗濯槽クリーナーを投入
私は、いつも塩素系の洗濯槽クリーナーを使用しています。こちらは、1回使い切りタイプで、お値段200円程度です。最初は、混ぜるな危険!なんて書いてあったので、恐る恐る使っていたのですが、臭いもそこまでキツくありませんし、使いやすいです。
➃ シャワーで洗濯機にお湯を溜める
お風呂のお湯を再利用できたら良いのですが、我が家にはホースがありませんので、シャワーをギリギリまで引っ張ってきて、お湯を洗濯機に溜めます。届かない場合は、通常通り洗濯機から水を出し、ポットで沸かした熱湯を足しましょう。
以前は、給湯温度をMAXの60度にして、ボウルを使って洗濯機にお湯を溜めていました。ちょっと手間はかかりますが、確実に温かいお湯を溜めることが出来ます。
およそ40~45度の温度が、一番塩素系洗剤の効力が発揮されますので、お湯を使用するという所がポイントです!
➄ 槽洗浄ボタンを押すだけ!
我が家の洗濯機は、一度槽洗浄ボタンを押すと、ロックがかかりお湯をつぎ足すことが出来ません。よって、スイッチを入れ、シャワーで事前にお湯を溜めてから、槽洗浄ボタンを押すようにしています。
時々止めて、どれくらい汚れが落ちているのか様子を見るのが楽しいです。塩素系は、3時間くらい置いても、目に見えて汚れが落ちている感じはしませんが・・・。
ちなみに、酸素系で行ったときは、このような感じです。
この黒い物体を回収するのが本当に手間がかかります。私は、苦手なのでやはり塩素系でお手入れをする方を選んじゃいます。
菌を繁殖させないためには・・・
日ごろから、菌やカビを繁殖させないためには、以下のことに注意するべきです。
- 洗剤・柔軟剤の適量を守る
- 洗濯機に直接脱いだものを入れない
- 洗濯機の蓋は定期的に開け、空気を入れ替える
- 週に一度洗濯槽乾燥を使用する
洗濯槽乾燥は、槽の裏側まで乾燥させることで、カビの発生を防いでくれます。簡単ですので是非、週1で行ってみましょう。
また、メーカー推奨通り、1~2ヶ月おきに専用のクリーナーを使ってしっかり洗濯槽の洗浄を行いましょう。
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